1 女も男も自分らしく暮らせるまちづくり
① ジェンダー平等と多様な共生社会を推進 ──女性センターをより身近な施設に
公共施設であるTAMA女性センターに集まる市民の意見や相談内容は、大切な政策のタネになります。困りごとの解決はもちろんですが、そこで得た知見を活かし多摩市の女性政策・ジェンダー平等政策を進める市の体制をつくります。
市民が何かあれば「女性センターに行こう!」と自然に思いつくような、頼りがいのある場所にしていきましょう。
② 防災計画に女性の視点を ──「万が一」に備えるマニュアル整備
具体的で実効力ある防災計画や避難所運営マニュアルづくりには、女性の力が必要不可欠です。また、地域ごとに日常生活の中での関係性を強化することが、いざという時の助け合いにつながります。
女性を意思決定の場に加え、「誰も取り残さない」防災計画を作りましょう。
③ 働く者の権利を守る ──1日8時間働けば暮らせる社会に
先の見えないコロナ禍や物価高騰によって、市民生活が大きく揺らいでいます。未来の展望や安心感を持てない人が増えています。
公契約条例をもつ多摩市から、雇用の安定と将来設計につながる生活支援をはからなければなりません。いぢち恭子は、「最低賃金は時給1500円」「非正規雇用から正規社員・職員へ転換」が当たり前になる体制づくりを進めます。
2 市民の「困った」にこたえる
① 市内10箇所のコミュニティ施設に福祉の相談窓口をつくる
今後しばらくは後期高齢者の増加が続く多摩市。5ヶ所の「地域包括支援センター」だけでなく、市内10ヶ所に点在するコミュニティセンター(もしくはそれに準ずる施設)にブランチ(分所)、もしくは相談窓口をつくるべきです。
多摩市はすべての相談窓口で「市民のどんな相談も受け付け、必要な担当部署に回す」と明言し、事実上ワンストップサービス(次項参照)を実行しているとしています。市民にとってより身近な場所に相談窓口があれば、介護以外の問題でも気軽に相談できるようになるでしょう。
② 高齢・障がい・生活困窮のバリアフリー ──行政のワンストップサービスを徹底
市民の困りごとは多種多様、ひとつの相談の背後に複合的で複雑な要因があることは決して珍しくありません。いぢち恭子は、市民が各部署を回るのではなく職員が連携して市民を支える、ワンストップサービスの実現を市に求めてきました。
現在の多摩市は、全窓口で市民のどんな相談でもまず受け付け、必ず担当部署に伝達するという形を取っています。この体制をさらに強化し、
③ 自治会・自治組織を活性化 ──「おたがいさま」で「おせっかい」な関係づくり
自治会のない地域、あっても事実上機能していない地域が増えています。高齢化+空き家増加で「ご近所づきあい」が難しくなる今、いぢち恭子は若者や現役世代を巻き込んだ共同体の再構築をめざします。
コミュニティスクールや健康支援、みどりの手入れ、市民同士の生活支援など、市民参画を求める行政のニーズも増えています。パワフルなボトムアップでまちの元気を再チャージしましょう。
3 子ども・若者のみらいを守る
① 給食無償化など「教育コスト」をサポート
少子化対策を進めるためには、教育にかかるコストを下げるのも重要なポイントです。教育の平等は子どもの権利保障であり、日本の未来を考えれば大切な投資でもあります。いぢち恭子は、給食費から奨学金まで、教育にかかる費用は社会が負担する仕組みづくりを追求します。
教育費の完全無償化は本来、国政の課題です。しかし住民と直接向き合う基礎自治体では、給食の無償化など「やれることから」進める動きが増えています。多摩市もまず早急に給食無償化に踏み切るべきです。
② みどりの中の子育てを支援 ──育児環境No.1都市に
多摩市は東京都の中で屈指の「みどり多きまち」。歩車分離式道路が多い街並みもセールスポイントのひとつです。これらの長所を活かし、みどりの中で子どもたちをのびのび育てられるまち、という魅力を最大限アピールすべきです。
いぢち恭子は、「子育て応援都市No.1」多摩市というブランドを、市民の皆さんとともに作ってまいります。
③ ひきこもり、ヤングケアラーの当事者とその周囲に切れ目のない横断的な支援を
ひきこもりとヤングケアラーの問題は家庭の外からは見えにくく、家族だけで解決することが非常に困難です。当事者だけでなくその周囲も支える体制づくりが必要です。
いぢち恭子は健康福祉委員の際に、市側に専門相談窓口の設置を要望し、永山のしごとくらしサポートステーション内に常設が実現しました。
中学卒業後の子どもにも切れ目のない支援を行い、経済・教育・医療などさまざまな分野にまたがるサポートを実現させるため、いぢち恭子は包括型のセーフティーネット整備を推進します。
4 ゆたかな環境を次世代に引き継ぐ
① 環境に負荷をかけないまちづくり ──リユースやリサイクルを推進
全世界で若者を中心に環境問題への関心が高まっています。化学物質やマイクロプラスチックで汚染された社会を未来の世代へ押しつけるわけにはいきません。
環境保護は一人ひとりの意識的な行動からはじまります。使い捨てではなく資源循環へ、いぢち恭子は資源化センターの事業を研究・支援するとともに、多摩清掃工場の改修問題にもしっかり取り組みます。
② 消費生活センターから発信強化 ──ムダ・ムリをなくす消費者行動を推奨
「ごみから資源へ」社会全体の意識を変えていくには、まず「ごみを作らない」こと。たとえば過剰包装の商品は買わないなど、消費者の行動変容も求められます。
いぢち恭子は消費生活センターの活動を強化し、ごみ捨てから買い物まで暮らしのさまざまな場面で「環境」を考えられる社会を作ります。
③ 化学物質・電磁波・ゲノム編集食品から身を守る ──予防原則を徹底しよう
現代社会では生まれた瞬間から、ある程度人工的な環境内での生活を余儀なくされます。その中には安全性が確認されていないもの、人体への悪影響が懸念されるものが多く含まれます。
いぢち恭子は化学物質や電磁波の被害に苦しむ市民の声を聴き、市に予防原則に立った改善策を求めてきました。特に子どもは成人よりも繊細で影響を受けやすく、大人が責任をもって守らなくてはなりません。これからも「最も配慮が必要な人」を基準にしたまちづくりを第一に主張していきます。
5 がんこに平和!戦争は絶対反対
① 戦争・原発・軍拡増税を許さない ──歴史に学ぶ平和教育事業を推進
ウクライナ侵略を含めた国際的な緊張関係の中で、武力の放棄を誓った日本の安全保障も転換の危機を迎えています。しかし戦争の実相はウクライナに見るとおり破壊と殺戮であり、資源も人口も食糧自給率も少ない日本に「戦って勝つ」見込みはありません。また、国土を囲むように54基もの原発を建てた時点で、みずから核の地雷を埋めたようなものです。
平和外交以外の選択肢のないわが国で、私たちは無謀な戦争を挑み負けた過去の歴史的教訓を、今こそしっかりと学び直すべきです。いぢち恭子は多摩市の平和教育をこれまで以上に推進し、戦争の愚かさと外交の重要性を強く訴えます。
② 多摩火工廠跡を多摩市民の手に ──戦争遺跡として保管・活用を
多摩市と稲城市の間にある『多摩レクリエーション施設』は、戦争中に弾薬を作る工場として小さな子どもが働かされていた場所です。この歴史的価値の高い施設は在日米軍に接収された状態で、私たち多摩市民がふだん足を踏み入れることはできません。
いぢち恭子は工場跡地一体を日本に取り戻し、貴重な戦争遺跡として未来に活かすことを提案します。地域から声をあげ、まちぐるみの反戦平和活動を進めましょう。
③ 多摩市平和展に若者の参画を ──未来へつなぐ平和のバトン
多摩市平和展は市民主体で計画から実行まで進めている、市でも指折りの意欲的な取り組みです。展示・講演・映画上映など、いくつもの魅力的な企画で高い評価を受けてきました。
この志と市民パワーを、若い世代が継承して更に未来へつないでいくために、新たな人材をどんどん加えて企画をより活性化していくべきです。いぢち恭子は、平和を願う子ども・若者の思いをかたちにするため積極的な支援を行います。